明日は、休み?
今日の"ドライブの日"は、新年を迎える準備のため、中止である。
ちょっと不満げであるが、昨日、介護センターの職員から、
「お正月で、しばらく会えませんね」
と聞いたのか、"老人会には行けない日"とは、認識しているようだ。
眼の届かない場所で、掃除して戻ると、寝室に入り寝ている。
ちょっと、席を外すと、寝ようとする。
買い物から帰ると、当然、寝ている。
テレビを見ても分からないようだし、つまらないのだろう。
かと言って、他にやることも無い。
母の部屋は、介護センターに行っている間に、掃除をしてある。
夜の"活動"が活発になるかも知れないが、放っておくことにした。
今週の初めに、あることを、介護センターの職員に頼んだ。
先月の中頃から、土曜日の帰りだけ、施設の車で、送ってもらっている。
400メートルも離れていないのだが、遠い所と思わせるため、最後に送り届けてもらうことにしてある。
最後に降りるのであるから、結構な時間、車に乗っている。
おそらく、車中での職員から、
「明日は、休みだから、月曜日、会いましょう」
「明日の休みは、どこに行くの」
「明日は休みで会えないから、さみしいね」
などの会話があるらしい。
はじめの頃は、それでも、"翌日は休み"と、なかなか理解できなかったようだった。
いつしか、介護センターの車で送られる翌日には、"老人会は休み"、と分かるようになった。
そして、"翌日は老人会がない"、と認識できた日の真夜中には、外への"ハイキングが無い"ことに気付いた。
寝て起きたらやってくる"明日"と、朝食がやってくる"翌日"とが、合体した。
そして、"活動"は、室内に止まったのである。
そこで、職員の方に、頼んだ。
帰りの送り出す際に、
「また明日、会いましょうね」
「また、明日ね」
「明日まで、さようなら」
という挨拶の中で、「明日」という言葉を、やめてもらうように。
効果は、抜群であった。
"室内ハイキング"は続いているものの、土曜日から帰った夜と同じように、外へのチャレンジは、激減した。
行こうとはするが、"老人会に行く日"なのか、確信が持てなくなったらしい。
玄関のドアから出ても、なぜか、駐車場に車があるのを確認するだけである。
駐車場は、ドアから2歩足らずで、眼下に見える。
エレベーターに乗る必要もないから、戻れる。
迷子に、なることもない。
介護センターは、年末休暇に入っている。
明日は、二日連続して、"老人会が休みの日"となる。
どのような行動を取るか、不安でもあるが、楽しみでもある。
そして、昼ごろには、兄弟が来る。
心配しなくても良い穏やかな日が、久しぶりに、やってくる。
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