いつもの朝が過ぎた
いつもの朝食が終わった。
日曜日の朝は、行き交う人の喧噪も、まったく聞こえない。
静かなヒトトキが、ゆっくりと過ぎていく。
季節は忘れずに訪れており、ちょっと前までの寒さがウソと思えるほど、暖かくなった。
ベランダから、眼下に見えるサクラの木は、満開を迎えている。
テレビでは、一昨々日の花見は盛り上がった夕方に雨が降った様子、昨日の花見は数多くの花見客でにぎわったがチョット寒かったことなど、コメントを付け加えて、連日放送している。
今日のドライブは、用事があるので、遠出はできない。
近所には多くの河があり、岸辺にサクラの木が植えられている。
昔からの、サクラの見どころも、結構ある。
用事がすんだら、のんびりと、近場の"花見のドライブ"に出かけるつもりだ。
寝ないように告げてから、食事の後片付けのため、流しに向う。
さっそく、声がする。
テレビを見ている時には、テロップの字を読みあげるようになって久しい。
人の名前、発言している言葉やその要約、コマーシャル、番組の宣伝、等など、次から次へと出てくる。
最近はテロップが、とみに多くなったように感じる。
声は、途切れない。
そして、ノドが渇くのか、ペットボトルのお茶を飲み始めた。
異常なほどの飲み方である。
寝ることを許してしまえば、夜の"活動"が心配である。
起きていれば、お腹と"トイレ"の方が心配になってくる。
予定している"花見のドライブ"にも、連れて行けまい。
そのような考えを巡らしていたら、声が途切れた。
ふり返って見ると、居間からいなくなっている。
テレビに飽き、寝室に戻って、"夢テレビ"を見たくなったようだ。
そのままにした。
"夢テレビ"は、何チャンネルあるのだろうか。
どんな番組が見れるのだろうか。
お気に入りのタレントは・・・・・
意味の無いことに苦笑して、こちらも自分の部屋に戻った。
| コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント