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介護認定の更新(2)

 
 こちらに対して、補足的な質問が始まる。
 同じような質問もあるし、程度をどのように伝えればよいかを悩む質問もあった。
 事実を事実として伝える。
 本人を前に本人のことを聞く形式は、やはり役人の考えるやり方だと、心の中で苦笑いする。
 庶民の一般常識とは、かなり違う。 
 一応、終えたようだ。

 名刺を要求すると、渡せないという。
 認定のために訪問する際には、渡せない規則なのだという。
 ケアマネージャーの資格も持っており、客の横取りを防止するためなどの理由から、規定されているという。
 何となく、しっくりこない。 
 その他、いろいろ説明してくれる。 
 10月から、デイサービスの利用条件がドア・ツウ・ドアになり、利用者の家族が勝手に送迎することも、禁止されたそうだ。
 そういえば、いま通っているディサービスで、それらしき誓約書を、先月の中旬ごろ書かされた。

 引き続き、介護の業界の現状について話し出す。
 延々と続いている。
 なかなか大変なようである。
 テレビでも、似たようなことを言っていた。
 金銭面と同じ位に、お役人に対しての不満も多いようだ。
 確かに、介護生活に入る時に、近いものを感じた。
 介護を担当している役所の暇そうな窓口は、組織が無機質に存在してだけの雰囲気で、介護を必要としているこちらの方には、まったく向いていない態度だった。
 何を聞いても、丸投げした"民間企業に聞いてくれ"だった。
 誰から聞いたからは忘れたが、そもそも"役人は役人のためだけにある"を、その場で実感したことを思い出した。

 出身地の話しから、話題が故郷に移った。
 隣の県だそうだ。
 暗い雰囲気が、いっきに払拭された。
 お互いが近親感に包まれる。
 長い間、芸能の世界にいたそうである。
 故郷の出身の俳優などの話にもなったが、こちらは会ったことのない人間である。
 本当かどうかは分からないが、知っている芸能人の名前が、次から次へと出てくる。
 自慢しているような雰囲気でもない。
 おそらく、"夢が、夢で終わった思い出"を、吐露しているような趣があった。
 どの地位まで行ったかどうかは知らないが、口調からして、人生を捧げていたことだけは間違いなさそうだ。
 人は、良さそうである。

 爽やかさを残して、帰って行った。
 また1人、知人ができた。
 
 


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