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着替えも、面倒くさくなった?

 
 今日も楽しい"老人会"が終わり、デイサービスから帰宅した。
 よほど楽しかったようで、喜色満面である。
 14階の表示に変わり、エレベーターのドアが開く。
 相乗りした人たちは、全員が途中の階で降りてしまっている。
 ゆっくりと出る。
 ひとりで歩けるものの、小刻みにパタパタと音を響かせながら、後ろをついてくる。
 こちらも、極端に遅く歩く。
 心地良い風が、頬を撫ぜる。
 暑くもなく、かといって寒くもない。
 すがすがしい秋の季節を、ゆっくりと楽しむ。

 カギを解除し、ドアを開ける。
 開いた隙間をスルリと抜けて、家に入りこむ。
 そして、新たに現れた行動を示す。
 玄関に入ったまま、壁にもたれ、絶ったまま動こうとしない。
「どうすればいいの」
「靴を脱いで、中に入って」
 この言葉で頭のスイッチが入り、いつもの行動に戻る。
 入浴の日ではなかったが、おそらく交換したであろう下着と衣類の入った手提げ袋を、洗濯室に置く。
 少し長く時間を要したようだが、居間に向かっている。
 遅れて、後を追う。
 寝室の閉まる音がする。
 居間で、少し待ったが出てこない。
 物音が、まったくしない。
 最近、帰宅しても着替えようとはしない。
 声をかける。
 返事がない。
 しばらく待っても、出てこない。

 止むなく、戸を開ける。
 外出着のまま、寝ている。
 パジャマに着替えるように言う。
「着替えたよ」
 着替えるように言っても、着替えたと言い張る。
 目の前にパジャマを出しても、着替えようとしない。

 また新たな"仕事"が増えた。 
 
 


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