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介護認定の更新

 
 2週間前、見知らぬ男から電話があった。
 受話器を取ると、見知らぬ声で早口でまくし立てる。
 はじめは、いつもかかってくる何かの売込みだろうと思った。
 介護の認定のため、訪問したいという。
 何となく、違和感を感じた。
 介護関係は、女性が似合う。
 早口の男性は、似合わない。
 昨年までは、ケアマネージャーが取り仕切っていたはずだ。
 担当しているケアマネージャーは、もちろん女性である。
 今回は、ケアマネージューから何の連絡もない。

 先々週だったか、役所から郵送されてきた書類に、必要事項を記入し、介護センターに提出をしていた。
 すぐさま、ケアマネージャーに電話をしたが、運悪く外出していたようで、要件を留守電に入れた。
 その後、返事がなかったため、すっかり忘れていた。
 その書類が、それらしき物だったようだが、見知らぬ人から電話があるとは思わなかった。

 取り決めた日の約束の時刻に、チャイムが鳴った。
 介護の認定人と称する男が、1人でやってきた。
 1人というのも、初めてである。
 昨年は、ケアマネージューに引き連れられ、2人の女性と1人の青年の4人でやって来ている。

 差し障りのない挨拶を交わし、母に質問が始まった。
 見知らぬ人の来訪に、すこし緊張しているように見える。
「お名前は、何というのですか」
「○○○○です」
「生れた年は、いつですか」
「大正○○年○月○日」
 順調に、スタートした。
「お年は、何歳になりましたか」
「○○歳になりました」
 早速、つまづいた。
 2歳も年を若くいっている。
 女性であるから、2、3歳若くごまかそうとの知恵を働かせた訳ではなさそうだ。
 以降は、漫才の掛け合いのようなものである。
「今日のお昼は、何を食べましたか」
「おやつにプリンがでた、美味しかった」
 食べ物のつながりではあるが、的は外れている。
「今日は、何の遊びをしましたか」
「私の教え子が、いっぱい集まってきた」
 趣旨が違っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 お互いの会話がすれ違ったまま、しばらく続いた。

 この半年、急激に悪化しているが、事実だけを伝えた。
 "状況を多少誇張して伝えた方が良い"と言われるが、母の症状を悪く伝えるのは信条に反する。
 少し不安定であるものの1人で歩けるし、1人での着替えは無理になっているものの、そばに付き添って指示をすれば、時間はかかるが着替えはできる。
 口に入れること、噛むこと、飲み込むことの連動は怪しくなっているものの、付きっきりで指示をすれば一般的な食事はできる。
 正直に答えたから、認定は現状の介護3のままであろう。

 今月から、また介護に関する要領が変わったそうだ。
 より認定が厳しくなったという。
 何かが、変だと思う。
 介護が必要な点は変わらないはずなのに、対象者が多くなったからとか、予算が削られるからとかの理由で、判定の基準が変わるのは、何かが違うと感じる。

 一応の質問は、終わった。
 
 


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コメント

はじめまして
アルツハイマー型認知症の母を15年在宅介護してきました、昔はアルツハイマー型であれば、文句なく
認定5でしたのに。まだ自分で食事や排泄は出来るようですね、高齢になられてから発病だと進行がゆっくりだと聞きました、日々大変になっていくと思いますが、頑張り過ぎないで下さいね。私は、頑張り過ぎて?自分が身体障害者になってしまいました。
ショートステイ、デイサービス、ヘルパー、利用できるものは全て利用して、ご自身の体を休めてくださいね、先は長いです。

投稿: con spirito | 2009年10月16日 (金) 00時11分

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