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初雪が舞った次の日

 
 昨日の積雪は、あっという間に融け去った。
 道路などは、乾き切っている。
 日陰の片隅に、ひっそりと面影を残すものの、注意しなければ見落とすほど小さい。
 最低気温が1℃の都会では、雪を愛でることは難しい。
 あれほど放映し続けていたテレビも、何事もなかったかのように、まったく触れていない。
 次から次へと話題が発生する都会では、昨日のことを相手にしている余裕など無いのだろう。
 都会での人との関わりを、見事に暗示しているようだ。

 久しぶりに雪を見たためか、春に会いたくなった。
 無性に、会いたい。
 最近は、"ドライブの日"が消えている。
 デイサービスに夢中なため、行こうとも言わなくなった。
 月曜日から土曜日まで通っているので、行くチャンスは日曜日しかなくなっている。
 日曜日も、"老人会は休み"と判断すると、"お眠り"の誘いに乗ってか、寝てしまう。
 "日曜はドライブに行く日"との切り替えは、しなくなった。

 週末の高速料金が安くなったため、混むようになった。
 渋滞を考えると、ついつい億劫になる。
 誘わないでいたら、いつの間にか消えてしまった。
 ずいぶん行っていない。
 診療のための帰省も、冬場は中止である。
 今年の大雪では、帰省が再開するのも遅れそうだ。

 1年前には、良く転んだ。
 その後は持ち直し、転倒することは無くなった。
 パタパタと賑やかな音を立てて歩くようになったものの、転倒からは遠ざかっている。
 最近は、朝の起床が困難になった点の方が気になる。
 起き上がるまで、時間がかかるのだ。
 起き上がってしまえば、達者に歩く。
 数カ月単位で比較すると、動作には確実に変化がある。
 いつまで一緒に行けるか、分らない。
 行けるときに行かねば、悔いが残る。

 もう1つの躊躇している理由に、"お漏らし"がある。
 良く考えれば、紙オムツを交換すれば済むのだ。
 自分でトイレに行くことは、とうの昔に消えている。
 突然、
「トイレに行きたい」
と要求される心配もなくなっている。
 一定の間隔で、紙オムツを交換すれば済む。
 少し窓を開けて外気を取り入れれば、臭いも我慢できよう。
 "だれでもトイレ"の位置も把握している。

 再開しよう。
 土曜と日曜は、"ドライブの日"だったはずだ。
 日曜日なら、大好きな"老人会"とは重ならない。
 昔から、ドライブは大好きである。
 次の日曜日は用事があるから、来週の祭日から復活しよう。
 近い所に、常夏に近い地がある。
 菜の花は終わったかもしれないが、色とりどりの花が迎えてくれるはずである。
 忘れたと言っても、誘えば喜ぶはずだ。
 さあ、再会だ。
 
 


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